本田としあきのひとこと

 「地域主権」、「地方分権社会」という言葉がよく聞かれます。県からの権限移譲も確実に進められています。

 遠野市も3万人規模の自治体としては一定の評価が得られる程の事務の移譲を受け入れました。しかし、改めてその移譲の内容中身を冷静に検討しなければという思いを強くしております。

 基礎的自治体と位置付けられ、自立、自己決定が求められている市町村の行う事務事業として十分精査され検討されただろうか?移譲する側、受け入れする側に「温度差」どころか「認識のズレ」はなかったのだろうか?

 消化できる胃袋は? 自立できる足腰は大丈夫だろうか? という認識のないまま、移譲事務作業だけが先行してきたようにも見えてならないのです。人材育成、意識改革が課題でもあります。

 国、県等に、それぞれの地域課題を共有しながら、共に悩み考えてくれるというスタンスがあれば・・・。しかし、それが残念ながら良く見えません。

 市町村という住民生活直結の行政は、正に現実そのものです。待ったなしの対応が求められております。

 「嘆かず、ぼやかず、ひるまず」 地域主権の言葉の持つ重さを真摯に受け止め、市民の皆さまの視点に立って課題解決に挑戦するのが「遠野スタイル」と、自らに言い聞かせております。