7つの項目を重要課題

としあきさん 「健全財政の維持」と「総合計画の実現」は家計の「やりくり」と同じです。

としあきさん 市の経営も「収入と支出」が身の丈の数字としてバランスが取れていなければなりません。この4年間、合併時における約束を確実に実行することを最重要事項としながら「健全財政維持」を最も大きな課題としてあらゆる角度からの見直し再編等に取り組んで参りました。
 このスタンスを踏まえながら、市民の皆さんの安心・安全な生活を確保し不安のない環境を整備するために、次の7つの項目を重要課題とし、その実現に向け更なる挑戦を続けます。

  1. 農林業を中心とした一次産業の振興と商工業の活性化を図ります。

    • 資源や特性を活かした活力ある産業振興策を推進し、市民所得の向上が図られるよう取り組みます。
    • 農業活性化本部のこれまでの活動を検証し、総括します。また、「畜産プラザ遠野」の機能・役割の充実強化を図ります。
    • 放牧場を利活用した畜産振興と遠野固有の馬文化、馬事振興を推進します。
    • 森林整備、里山美林整備を「遠野地域木材総合供給モデル基地」の機能と連動しながら推進します。
    • 道路の整備等に伴う新たな発想で農産物直売所のあり方を検討し、整備を進めます。
    • 中心市街地活性化基本計画に盛られた計画の着実な実行を図ります。
    • 産学官連携の中から、新たな起業化、地場企業の育成、雇用の確保を図るとともに、若者定住環境整備のため「企業誘致」に取り組みます。
    • 遠野東工業団地への誘致を進めるほか、宮守町地域にもミニ工業団地の整備を図ります。
    • 観光、交流人口の更なる拡大に向け、都市間交流、で・くらす遠野市民制度や遠野ツーリズムの仕組みの充実強化を図ります。
  2. 安心安全な生活環境整備を進めます。

    • 保健・医療・福祉の連携を図りながら、生活習慣病や介護予防対策を推進します。
    • 介護に関わる相談や、サービスの充実強化を図ります。
    • 健康相談、指導や検診、かかりつけ医の普及、疾病予防、治療、リハビリ等について遠隔医療システムを利活用し、地域医療体制の充実を図ります。
    • 福祉や介護と連携しながら在宅医療の充実強化を図ります。
    • 周辺市町の医療機関との連携を図り、広域緊急医療体制の確立を図ります。
    • 遠野市立助産院「ねっとゆりかご」(遠隔健診システム)の事業を検証し産婦人科医の招致に努めます。
    • 高齢者の生きがいづくりの推進、障害者福祉の充実、子育て支援、児童・母子福祉の充実強化を進めます。
    • 少子化対策・子育て支援対策充実強化を図るため関係機関・団体のワンフロア化を図ります。
    • 災害、救急など総合的対応をするため消防庁舎の移転改築を進め、併せて総合運動公園全体を三陸沿岸大津波災害後方支援中継基地としての機能を有する防災拠点とし、その具体化に取り組みます。また、自主防災組織の育成と関係機関・団体、地域が一体となった交通安全や防犯活動を推進します。
  3. 交流の推進を図り「遠野広域経済圏」を具体化します。

    • 東北横断自動車道釜石秋田線釜石自動車道の早期完成と遠野インターチェンジの整備、一般国道340号立丸峠地区のトンネル化と土淵バイパスの整備、県道駒木達曽部線、駒木‐張山間の歩道整備等について関係機関への要望活動を図ります。
    • イベントや大会誘致にあたっては、それぞれの施設の利活用、郷土芸能等の地域資源を生かした取り組みを新たな視点(県広域振興局を超えて)で進めます。
  4. 中心市街地の賑わい創出と農山村景観の保全を図ります。

    • 数少ない昭和期の遠野駅舎とその駅前周辺を再整備しつつ、ふれあい交流センター、図書館博物館、遠野昔話村などの各施設との連携を図りながら商店街の活性化に努めます。
    • 里山美林整備事業をベースに関係機関・団体と連携し「美しい里山美林プロジェクト」として、遠野らしさにふさわしい景観を保全するための事業を公共事業として計画的に推進します。
    • また、空き店舗、耕作放棄地に対して、新たな視点で公的関与について検討を加え、良好な町並みと農村景観の保全維持に努め、「永遠の日本のふるさと」としての環境と景観を後世に残します。
  5. 生活に身近な道路、水路、汚水処理等の生活基盤の整備に努めます。

    • 市道の整備をはじめ、道路、水路、農業集落排水事業、合併浄化槽設置事業のそれぞれの計画の見直しと評価・検証を加えながら、生活に身近な良好な環境整備を進めます。
    • 遠野市水道ビジョンの確実な具体化に努め、安全安心な水道水の確保を図ります。
    • ごみの減量化を積極的に進め、有料化については当面実施しません。
    • 魅力ある市街地形成のため、地場産業の育成を視点としながら、遠野らしさのある市営住宅を整備します。
  6. 第3セクターを含めた行財政の健全化と改革見直しを進めます。

    • 地方分権と厳しさを増す財政事情を踏まえ、市役所内の改革見直しに加え、遠野ふるさと公社、遠野市畜産振興公社等第3セクターのほか、遠野市国際交流協会等の役割・機能に検証を加え、人口減少時代の流れを読み込みながら市民視線での機関・団体の有り様についての再編統合見直しを行います。
    • 分権社会の理念を踏まえ、教育委員会制度等委員会組織についても身の丈に合った組織としての望ましい有り様について検討を加え、児童、生徒の教育環境の整備・充実を図ります。
    • 総合計画後期基本計画(5ヵ年)と連動した健全財政5カ年計画の策定作業を行い、着実な推進に取り組みます。
    • 集中改革プラン(経営改革大綱実施計画)の確実な実行に努めます。
    • 市有地の売却等市有財産の有効活用を図ります。
  7. 「遠野スタイル」による地域づくりの展開を図ります。

    • 中学校再編成については、住民の皆様との誠意ある協議を重ね、その合意形成に努めます。
    • 市民センター、地区センター機能について、市民参加を踏まえた「市民協働」を基本にその人的体制を見直します。
    • 地域活動への支援・連携・協力の仕組みづくりと併せ、行政区・自治会組織の再編について検討を行います。
    • 地域づくりの指導者やリーダー養成のためのシステムを構築します。
    • 情報ネットワーク基本計画に基づき事業を推進するとともに、より分かりやすい情報提供の構築や市長と語ろう会を現場主義の理念に基づき推し進めます。
    • 人口定住、都市間交流を基本に、あらゆる視点から遠野高校情報ビジネス校の利活用について県と協議を進めます。
    • 遠野市国際交流協会の見直しと連動し、より確実な交流の絆を深める方策について検討を加えます。
    • 毎週月曜日の「早朝庁議」は継続します。